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最新情報

2017年10月04日

プレスリリース

※下記はプレスリリース発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。

フレーベル館と協業し、業界初となる
新サービス「るくみー午睡チェック」を発表
また、「スマート保育園構想」実現に向け10.2億円を調達

ユニファ株式会社(所在地:愛知県名古屋市 代表取締役社長 土岐泰之、以下「ユニファ」)は、保育業界初(※1)となるチャイルドヘルスケアIoTサービス「るくみー午睡チェック」を発表します。
また、来年初旬からの本格提供に向け、凸版印刷グループの株式会社フレーベル館(所在地:東京都文京区 代表取締役社長 飯田 聡彦、以下「フレーベル館」)と業務提携を行い、販売促進に向けた取組みを加速させます。
更に、ユニファは、世界一の評価を受けた「スマート保育園構想」実現に向け、複数のベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資により、総額10.2億円を資金調達しました。
この業務提携及び調達により、現在日本で待機児童問題と同じく課題となっている、保育士不足や保育士の若年化について、保育の質向上と保育士の業務効率化を両立する「スマート保育園構想」で課題解決の実現を目指します。

※1午睡チェックシステムで、自動で記録できる午睡チェック・特許申請済み・グレーゾーン解消制度確認済みは業界初/当社調べ

るくみー午睡チェックとは

ユニファが企画・開発/フレーベル館が市場調査支援を行い誕生した新サービスです。
詳細は下記サイトもご参照ください。
Look-mee(るくみー)午睡チェック




るくみー午睡チェック基本仕様



るくみー午睡チェック開発の背景

現在、乳幼児を預かる保育園やこども園では、乳幼児突然死症候群(SIDS)を防止する為、例えば、0歳児であれば5分間隔で、保育士によるブレスチェックや仰向け寝の確認と、手書きでの記録を行っています。
保育施設での死亡事故の約77%は睡眠中であり、その中で、仰向け寝が推奨されているにも関わらず40%はうつ伏せ寝で死亡事故が発生しているというデータ(※2)からも、保育中の午睡(お昼寝)への安全対策強化はこれから益々重要と考え、開発を進めてまいりました。
今回発表する、るくみー午睡チェックは、乳幼児の体動の有無(体動から呼吸の有無を判断)、うつ伏せ寝を検知し、危険があれば、保育士に音などのアラートで通知することができます。このサービスで、今までの5分毎チェックよりも早く危険を察知することが可能です。更に、保育士チェックの記録は半自動化されるため、業務負担の軽減にも寄与します。

※2平成29年5月12日  内閣府子ども・子育て本部  公表「平成28年教育・保育施設等における事故報告集計」から算出

フレーベル館との販売体制連携の背景

フレーベル館は、保育業界向けに遊具、教材販売、出版、幼児教育に関わる活動で創業110年を迎える老舗であり、全国約70もの販売拠点を有し業界トップクラスの売り上げを誇る企業です。
 従来から「るくみーフォト」サービスに関する販売促進に関して提携しておりましたが、るくみー午睡チェックの販売に向け、より強固な販売協力体制を構築するべく、業務提携を行いました。
 これにより、来年初旬を予定している販売を加速させることはもとより、市場調査などを含め、より多くの顧客の声をサービスへフィードバックさせる体制も整え、機能/価格/サポート面、更に新サービス開発面で、顧客価値最大化を実現します。



ユニファの総額10.2億円の資金調達について

今回の資金調達により、創業以来のエクイティによる累計資金調達額は13.3億円となりました。

本資金調達の引受先

(※)それぞれが運営するファンドにて引受 (順不同)

・凸版印刷株式会社
・株式会社LITALICO
・株式会社エイチーム
・株式会社ジャフコ(※)
・SMBCベンチャーキャピタル株式会社(※)
・Fenox Venture Capital(※)
・新生企業投資株式会社(※)
・静岡キャピタル株式会社(※)
・名古屋テレビ・ベンチャーズ合同会社
・名古屋中小企業投資育成株式会社
・個人投資家

今回の資金調達の目的

今回の資金調達により、「チャイルドヘルスケアIoT」市場の立上げに向けたシステム開発・オペレーションの体制構築、「るくみーフォト」サービスのスケールに向けた営業人材への投資強化等を目的とし、まずは、国内におけるスマート保育園構想の実現と「Look-mee(るくみー)」ブランドによるサービス導入施設数の圧倒的No.1シェア獲得を目指します。
また、最終的にはグローバルNo.1の家族メディア創造に挑みます。

凸版印刷株式会社、トッパン・フォームズ株式会社、株式会社フレーベル館との業務提携の概要

チャイルドヘルスケアIoT市場の立上げ、及び、午睡スマート保育園構想の実現を加速させるべく、フレーベル館との販売連携に加え、凸版印刷株式会社並びにトッパン・フォームズ株式会社を含めた4社間での業務提携に至りました。
今後、保育業界のICT化/アナログからデジタル化の促進や、園児情報を活用した子育てプラット
フォームの立上げを進めます。


スマート保育園構想について

スマート保育園構想とは、ユニファが「第1回スタートアップワールドカップ」でグランプリ(世界一)を受賞した構想で、保育の新しい在り方を創造します。
その中核サービスであるチャイルドヘルスケアIoTは、園児の健康状態の管理を簡易化し、取得情報をビッグデータ化・AI技術の活用で、保育中の事故・感染症の予兆を知らせたり、子ども一人ひとりの発達状況に合わせた健康情報の提供などの保育サポートを目指します。これにより、新人保育士の経験不足を補い、保育の質向上に繋げたい考えです。(詳細は改めて公表予定)

Look-mee(るくみー)とは

「Look-mee(るくみー)」とは、「わが子のその日の様子をみんなで見守る」ことをコンセプトとした、ユニファにおけるサービスブランドの総称になります。そして、そのブランド名を冠した代表的サービスである「るくみーフォト」は、保育園・幼稚園・学童・習い事教室を対象としたインターネット写真・動画サービスであり、保育士や幼稚園教諭等が撮影した全ての写真のうち、画像認識機能を介して、保護者が自分の子供の写真だけにフォーカスしてスマートフォンなどで閲覧・購入することができます。実績として、複数の業界大手の保育運営事業者を中心に、2017年6月末時点で全国1,600施設以上にご利用頂いています。

ユニファ株式会社 代表取締役
土岐 泰之 コメント

ユニファは、『「家族×テクロノジー」で世界中の家族コミュニケーションを豊かにする』というビジョンを掲げ、従来、暗黙知であった保育園・幼稚園・学童・習い事教室等における園児の日々の様子や成長の姿を可視化し、保護者へ提供することで、家族皆が集まるプラットフォームを展開してまいりました。
そして、このたびスマート保育園構想の実現に向け、業界初のチャイルドヘルスケアIoT事業を新規に立ち上げます。保育園業界は昨今、大きな転換期を迎えており、女性の社会進出を背景として保育施設数や保育士が全国的に不足し、結果として慢性的な待機児童問題が発生しております。そうした中で、

政府は企業主導型保育事業の導入や保育士の処遇改善等の施策を通じて改善を図っている途上にありますが、一方で保育の質の低下に対する懸念や保育施設に占める低年齢児(0歳~2歳)の増加に伴う保育施設内での事故の発生リスクは以前に比べ増しており、保育士への精神的・肉体的負担はより高まっております。そうした背景の中、保育士がやりがいを持ち、継続して仕事に取り組める環境作りが急務となっており、今回、保育園業界の変革の実現に向けて、業界初のチャイルドヘルスケアIoTサービス開発・提供を進めてまいります。

株式会社フレーベル館 代表取締役社長
飯田 聡彦 コメント

フレーベル館は1907年の創立で今年の4月で110周年を迎えました。
また、1927年に創刊した月刊保育絵本「キンダーブック」も11月に90周年を迎えます。
私たちは創立以来出版事業、保育事業などを通して子どもたちの健やかな成長と幼児教育の発展に邁進してまいりました。
近年、保育事業を取り巻く環境は大きく変化しています。
特に少子化による就学前人口の減少、それに反して女性の就労率が高まったことによる待機児童の増加など、数年前と比較してもその現況は大きく変わっています。
それに加え、保育園を中心に保育士不足が顧客である園経営者にとって大きな問題となり、業務負荷の軽減や効率化、保育の質の向上が課題となっています。
このような状況のなか、保育士の業務効率化に対しては、ここ数年ICTを活用したサービスが目立つようになってきました。
その中で注目されるサービスの一つが、「るくみー午睡チェック」であり、午睡中の保育士業務の効率化に加え、SIDSの予防にも期待がもてることは、非常に重要な取組みだと考えております。
既にユニファ株式会社とは「るくみーフォト」を通じて業務連携の基盤があり、その基盤を活用することで「るくみー午睡チェック」の提案も迅速に行うことができます。
今回ユニファ株式会社と連携して、多くの顧客にこのサービスを提供し、信頼を得ることで、当社が目標としている「園から一番に相談されるパートナーになる」ことに最も早く近づけると思っております。

ユニファ株式会社の概要

企業名ユニファ株式会社
設立年月日2013年5月
代表取締役社長土岐 泰之
資本金13億3,948万円(資本準備金等含む)
所在地名古屋オフィス:愛知県名古屋市中区丸の内2-16-3 丸の内A・Tビル10F
東京オフィス:東京都千代田区神田和泉町1-4-7 早尾ビル4F
ウェブサイトhttps://unifa-e.com/
事業内容家族コミュニケーションを豊かにするポータルメディア事業

(主な受賞歴)
2016年7月  経済産業省主催「IoT Lab Selection」 グランプリ受賞
2016年12月 「Ruby biz Grand prix 2016」 審査員特別賞受賞
2017年3月  FenoxVentureCapial主催「第1回スタートアップワールドカップ」 グランプリ受賞
(世界12ヶ国15地域10,000社以上の応募の中から日本代表として優勝)

株式会社フレーベル館の概要

企業名株式会社フレーベル館
設立年月日1907年(明治40年)4月
代表取締役社長飯田 聡彦
資本金5,000万円
所在地本社:東京都文京区本駒込6丁目14番9号
販売拠点:全国約70ヶ所
ウェブサイトhttp://www.froebel-kan.co.jp/
事業内容フレーベル館は伝統ある「キンダーブック」の出版をはじめ、教材、遊具の販売など、幼児教育に関わる活動、事業に積極的に取り組んでおります。

以上

 


<報道関係者お問い合わせ先>
ユニファ株式会社 広報部