AI POLICY

AIポリシー

ユニファ株式会社(以下、「ユニファ」という。)のパーパスは、家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出すことです。これは、保育者がすべてのこどもの健やかな成長と幸福に集中できる世界を創造することにもつながります。私たちは、このパーパスを支え、こどもともっと向き合える豊かな環境を整え、こどもをもっと見守れる社会を作るための責任あるツールとしてAIに関わるサービスを開発・活用することを約束します。
本ポリシーは、私たちがAIを活用したプロダクトを開発、提供、運用する上での揺るぎない約束であり、私たちを取り巻くすべてのステークホルダー、とりわけこどもたち、保護者の皆さま、そして保育施設の皆さまに対する責任を明確にするものです。

AI基本原則

  1. 私たちは、以下の基本原則を遵守し、AI技術の責任ある活用を推進します。

こどもまんなかの原則

  1. 私たちのAI開発において最も重要な原則は、「こどもの最善の利益」を常に最優先に置くことです。これは、すべてのこどもが生涯にわたって身体的・精神的・社会的な側面で包括的な幸福を実現できることを重視するという意味です。
    AIの活用は、こども一人ひとりの健やかな発達を支援し、安全で安心できる環境づくりに貢献することを最終的な目標としています。

人間中心の原則

  1. 私たちは、人間の尊厳や個人の自律を尊重したAIの利活用を行います。AIは保育者の専門性を代替するものではなく、その能力を拡張し、支援するためのツールです。私たちはAIを通じて、こどもたち一人ひとりと向き合い、より豊かで質の高い時間を創出することを目指します。

公平性と非差別の原則

  1. 私たちは、AIを活用したサービスにおいて意識的かどうかに関わらず、不当で有害な偏見及び差別を生じさせるようなバイアスを可能な限り特定し、軽減するよう心がけます。
    AIだけの判断でこどもの育ちや可能性を決めつけるようなことが起こらないよう、適切なタイミングで人間の判断を挟み、専門性を持ったステークホルダーと会話を重ねることで公平性の担保に努めます。

プライバシー保護の原則

  1. 私たちは、こどものプライバシーを最大限に尊重します。個人情報保護法をはじめとする関連法規を遵守し、社会倫理にも考慮したデータの取り扱いを行います。

セキュリティの原則

  1. 私たちは、AIの活用を進める上で自社で運営するシステムに関わる不正なアクセス、改ざん、漏洩を防ぐため、セキュリティリスクを可能な限り削減するための取り組みを行います。
    社外のAIモデルの利用においても、提供者の体制・置かれている法規面含め、情報セキュリティ上信頼のおけるパートナーとともにサービスを運営します。

透明性と説明可能性の原則

  1. 私たちは、保護者や保育施設の皆さまに対し、AIがどのように利用されているか、そしてどういう方針で活用しようとしているか、AIを活用しない場面はどこかについて、可能な限り説明に努めます。
    AIが提示する解釈や判断については、どのような背景でそのような結果に至っているかをお伝えすることで、保育領域におけるより良いAIの活用方法を見つけられるよう努めます。

教育とリテラシーの原則

  1. 私たちは、日々進化するAI技術において、サービス運営に関わる者だけに限らず保育に関わる皆さまに対し、AIを正しく理解できるための情報提供に努めます。

家族の幸せを生み出す社会インフラを創り出すために

  1. 本ポリシーは、ユニファがAIという先進技術と真摯に向き合うための約束です。技術の進歩や社会の変化に対応するため、私たちはこのポリシーを「生きている文書」として定期的に見直し、改善を続けてまいります。ユニファは、テクノロジーの力で、すべてのこどもたちの可能性が最大限に引き出される社会の実現に貢献します。

令和7年10月30日 制定